レジリエンス

最近、ハマっているもの、それはいま流行の「レジリエンス」に関する本を読みあさること。
日系企業から外資系に移ってはや10数年になりますが、外資系企業で働いていて思ったのは、
「みな、物事を自分の都合の良いように解釈し、(都合の悪いことには一切触れず)自分にとって都合のいいことばかりをフォーカスして周囲に主張する。」人がとっても多いこと。これってとってもポジティブなこと。ほんと見ていて(苦笑を通り越して)気持ちがよくなります。
レジリエンスとは一言で言うとまあ、ストレス耐性のことなのですが、ほんと、レジリエンス強いなあと思う人多いです。

余談ですがかくいう私、新卒から数えて現在まで7社の会社を経験しています。アメリカ人並みです。中には数ヶ月で辞めたものや、買収やらリーマンショックやらで日本撤退し、なくなってしまった会社も複数含まれるのですが、全てにおいて決してネガティブな転職ではなく、転職するごとに昇給し、ポジションも上がっていきました。職務内容も時代の要求や自身のライフスタイルの変化により変わってきて、ある意味いろいろエキサイティングな経験をすることができました。(これ日本ではネガティブに受け取られるのであまりおおっぴらに言いたくなかったのですが、雇用流動性の必要が叫ばれている現在、実はものすごいポジティブな資産なんじゃないかと思うようになりました。これまでに2回の超就職氷河期がありましたが、乗り越えてきたのですから。新人リクルーターなんかよりもずっと的確な転職アドバイスできるんじゃないかと思います。。。)
前置きはさておき、そんなぱっと見百戦錬磨に見える私はさぞかしレジリエンス強いんじゃないかと思われるかもしれませんが、実はめちゃくちゃ弱いのです。バカ正直者だし、いろいろなことをすぐ気にするし、よく落ち込むし、しょっちゅう泣きたくなるし、気は弱いし、何でもかんでも自分の責任だと背負い込んでしまうしでもう、毎日密かにテンパっているのです。もうレジリエンス0に近し。(正直外資に10年以上いながら(いい意味でも悪い意味でも)あまり外資ズレしていません。)

そんな私が、やはり転職3ヶ月目に環境の激変でだんだん疲れが出てきて思わず手に取ったのが、日経新聞の広告でみかけた、以下の和田秀樹さんの2冊。

マイペースに生きることで成功をあきらめるのではなく、マイペースに生きながら真の成功をつかみ取る。。。目から鱗がおちるような感覚を味わいました。正直この本のお陰で些細なことはどうでもよくなり、ネガティブな人の話はまったく聞かなくなりました。人生が楽になったというか、力が抜けてレジリエンス力ついたかな。今じゃ仕事も楽しいしね。(もちろんヤなことも大変なことも山ほどありますが適当に受け流せるようになったというか。)

さて、適度に鈍感力がついたところで、今読んでいるのはこの本↓ これも日経の広告欄で見つけたのよね。。。

キャリアはマラソンみたいなもので、忙しいのが華とかなんとかいって無理して激務を続けているとストレスで挫折しキャリアから中座する人のなんと多いこと。そんなふうにならずに長期的に実のあるキャリアを続けていくためにレジリエンスは必要だとおっしゃってます。

さてこの前、息子とテレビ朝日の前を散歩していた時に見つけたポスター。ビートたけしの何かの番組の宣伝だったんだけど、心に刺さりました。とっても旬。
「空気ばかり読んでいると、空気みたいな人間になっちゃうぞ!」

さて、7月の連休、8月のお盆と息子を実家に連れて行って、ばんばん自然体験させなくては。。。海水浴、野菜収穫、カブトムシ取りetc...etc...