「自信という最上のドレスの手に入れ方」

さて、今日はWhite Dayでしたが、夫に一日子守りをお願いしてWeb解析士(Web Analytics Consultant)のトレーニング&試験を受けてきました。分厚いテキストと補助資料の事前予習に加え、当日はぶっ通し7時間の講義とグループディスカッション、そしてその後に試験ともうなんとも過酷で糖分不足のため頭がもうろうとしてきた時もありましたが何とか合格を手にし、興味のあったことを形にすることができました。これでまた今年のターゲットひとつクリアです。

さて、先日のエントリで「プライオリティ」の発見について書きましたが、つい昨日読み終えた本に、このプライオリティの概念がなんとも噛み砕かれて分かりやすく面白く描かれていました。なんという偶然!「7つの習慣」やスティーブン=コヴィー博士の概念が難しいなという(女性の)方にはこちらをおすすめします。
その名も「自信という最上のドレスの手に入れ方」。ミス ユニバース ジャパンの指導で有名な栄養士、エリカ=アンギャルさんの著書です。


自信を持つということは、自分が誰かより優れていると思うことではありません。自分と向き合い、あるがままの自分を受け入れ、自分が自分であることに心地よさを感じ、自分のことを好きでいる状態のことです。この本では、「自信」を持つための具体的なエクササイズをご紹介します。少しずつでも小さな「自信」を積み重ねていくことで、それが「自分が自分でいることの自信」になり、どんなに高価なドレスよりもあなたを美しく、魅力的に輝かせてくれるオーラになるのです。

超売れっ子栄養士の立場からのこの「自信」をもつための具体的なアドバイスがやたらと科学的根拠があって簡単かつ実用的で使えそうです。例えば、「朝イチの思考が一日を決める」、「幸せを3つ数えて眠りにつく」、「vision boardであなたの好きを集めましょう」、「落ち込んだらとにかく体を動かしましょう」とか。

そして、「プライオリティ」の概念を噛み砕いて解説しているところを具体的に言うと、

  • 「『献身的』は自己満足にすぎないわ」の巻
  • 「日本のママはもっと遊びなさい」の巻
  • 「辛いことを我慢してもいいことはないの。」の巻
  • 「居心地の良い場所があることは素敵、でも成長はその外にあるの。」の巻
  • 「10年後の自分が『ありがとう』と言ってくれることを今日やりましょう。」の巻
  • 「大切なものから順に人生を満たしていきましょう。」の巻
  • 「(人生は長くない。)人を感動させる人生ではなく、自分自身を感動させる人生を。」の巻

いや、読んでよかった。いいリフレッシュになりました。

実は私、約10年近く前、ヨーロッパに渡航する前にミス ユニバース ジャパンのディレクターであったイネス=リグロンさんに興味を持ち、彼女の著書を読みあさっていた時期がありました。(当時ミスユニバースへの応募資格となる年齢制限をはるかに超えていたのでミスユニバースに打って出たいという野望はすでにありませんでしたが)Beauty Contestというなんだか基準がよくわからない分野で、世界を舞台に打って出ようという内気な若き女性達を徹底的にグローバル基準に鍛えていくというイネスの方法論を大変面白く思いました。そして今ふたたび、彼女らの日本人らしさを生かした上でのグローバル基準の美を追求する姿勢を思うとなんだか背筋が伸びるような気がします。こういうの、出産後からかなりご無沙汰になっていたのですが、大人の女性が美しく楽しく生きていく上でこういうマインドセット、やっぱり重要だなぁと思うのです。

(←イネスの最新刊はこれ)

美への追求といえば、今年の私のターゲットの一つに(というかここ4年くらい未達成ターゲットとして毎年listingされているのですが。。。)、「洗練された魅力的な女性でいる」というのがあるのですが、その実行手段の一つとして、月一回ネイルサロンとヘアサロンにいく、ことを自分に課しています。つい先日、ネイルをupdateしてきました。いままでずっとフラッシュレッドや膿ピンクなど濃いパキッとした色味が好みだったのですが、今回は趣向をガラッと変えて春らしいベビーピンク&ベビーブルーの地味色にしました。

10年くらい前に読んだ大前研一さんの著書の中に、「行動し考えることに専念するためにネイルのケアは欠かすことなく、ネイルサロンを1年先まで予約している」という記述があったのを見てぼんやりとネイルケアについて興味を持ったのが最初だったのですが、実際に行動に移したのはそれからずいぶん後のことでした。

それから長い年月を経て、visitorとしてたまにやってくる海外本社からの上級管理職の女性達がこぞってピカピカのネイルをしていたのを何度か見たこともあり、いつしか私の中でピカピカのネイルは、シンプルだけど洗練されたハイブランドの時計、ダイヤのファッションリング(エンゲージではない。)と並んで、経済力のある成功したキャリア女性の象徴のように思えていたのでした。(確かに毎月ネイルサロンに通う経済的余裕とコントロールできる時間/精神的余裕がなければできない芸当だとは思います。)ただ、各種リスクが怖くてジェルへの抵抗感が強く出産まではずっとセルフケアだったのですが、あるきっかけでつい半年ほど前にネイルサロンデビューしたわけです。
ところが夫に言わせると、ネイルなんぞは男性から見て最も関心の薄い箇所で、ごてごてネイルアートなんかされたのを見るとバカっぽさを感じてしまうらしいのです。
そこで行きつけのネイリストさんに「ネイル、バカっぽいって言われた。」と相談したところ、「バカっぽくないですよー、上品で知的なキャリア女性風ですよー」と上記デザインを施していただきました。夫と息子に見せたところ、「バカっぽくない」「ママ、かわいー」と言われこの砂糖菓子みたいな春色ネイルに満足です。

さて、「洗練された魅力的な女性でいる」条項を、来年こそ私のターゲットリストから消すべく、仕事に育児に忙しいを言い訳にせず、ネイルサロン+ヘアサロンをピラティスと合わせ「大きな石」のプライオリティとしてスケジュールに組み込む日々が続きます(ように。。。祈。)

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