「僕は君たちに武器を配りたい」

また今週はまった瀧本哲史さんの本。サラッと読めるのが魅力です。


本書はこれから社会に旅立つ、あるいは旅だったばかりの若者が、非情で残酷な日本社会を生き抜くための「ゲリラ戦」のすすめである。

とは言っても、この本、実際には、社会に旅立ってから結構な時間が経過した30代、40代のビジネスマンに多く読まれたそうです。

「ゲリラ戦」の響きがもうたまりません。まるで私のためにあるような言葉です(笑)
大学を卒業してから今まで、転職6回、会社を7社経験してきました。(40歳までに平均8社を経験するアメリカ人には若干負けてますが。。。)在籍が一番長いので約5年、短いので半年。就職超氷河期の2000年に社会に出てから、途中でリーマンショックを経験するも、全てブランクなく正社員で転職し、その度に昇給し、ポジションも上がってきました。唯一のブランクは、MBA留学期間中だけ。
経験業界は、金融、IT、ファッションブランド、インテリアと自身の興味を追求した結果多彩にわたり、会社の国籍も、アメリカ、オランダ、ドイツ、日本と欧米文化と日本文化の狭間で揉まれてきました。
私の職業人生は、もう、超ゲリラ的なわけです。
そして、世間的に言う「バブル崩壊、構造不況、日本の凋落」の中から生まれた「むき出しの資本主義」の前線で生きてきたので、この本で描かれていることが非常によく理解できますし、日経新聞やらで報じられていることがあまりにも実際の世間の状況と違うのではないかと違和感を感じることもよくあります。
(正直、同じ会社に40年勤めたとかいう偉そうなおじいさんとかよりはよっぽど今の世界について私の方が知っているという自負があります。)
私は別に今の日本がダメだとも思っていないし、現在や将来に失望もしておらず、逆に今までの古い常識が次々と壊され新しいものが生まれてくるので非常に面白い世の中だと思っていますし、将来に期待もしています。何が立ちはだかろうと「自分軸」で世界を見て、ただ淡々と、「武器」をとって我が道を進むのみです。

人生は短い。戦う時は「いま」だ。

次はこの本を読もうと思います。しばらくこの人ネタで楽しめそう。

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