卒業しました。

先週水曜日に最終出社日を終え、現職を卒業しました。
グローバルで、時代の先端を行く最高の環境、愛するブランドで、素晴らしいプロフェッショナルな方々と夢のようなお仕事をさせていただき、ここで学んだことは私の人生においてかけがえのない財産となりました。Definitely, it is a great place to work for!

そして次の日、夫の大学院がまた4月から再開するので、その前にと、夫に息子をお願いして1人時間をもらい、1泊2日の京都旅行に出かけました。

桜はまだ咲き始めでしたがそれでもやはり風情があって、仕事のことは忘れ、完全リセット、いいリフレッシュになりました。
そして次の日、近くの実家に立ち寄り、両親と伊勢の極上うなぎでさらにエネルギーチャージ。

夜、品川駅に到着すると、満開の夜桜が出迎えてくれました。
品川の桜は、京都より伊勢より咲くのが早いんですね。

自宅に戻ってみると、そこにはなんとしゃべりがしっかりした大人びた息子が!
2日見ないだけでもその間にものすごく成長していました。子供の日々の成長ぶりはすごいものがある!

さて、次の仕事はというと、引き続きある意味ラグジュアリー商材であることは変わらないのですが、商材自体がまったく今までとは異なり、主にそんなものが本当にそんな方法で売れるの?といった課題へのチャレンジになります。
社長さんからとても熱心に誘われたのと、私自身、自分1人から始めて部署をイチから作り上げていくというチャレンジ、また、その商材を新しい方法で売るために、従来の常識を変えるといったある分野での社会への啓蒙活動を行うといったチャレンジ、そして自分が日々使っていて愛着がある(=自分が愛せる商品である)商品を扱うことに魅力を感じ、転職に踏み切りました。
私のライフワークである、small luxury、日々の生活を豊かにするお手伝い、を新たな切り口から社会に提案していきたいと思っています。

今回の旅行の新幹線での移動時間に、1人なので、3冊の本を読破しました。(本を持ち歩くのは重いのでもちろんkindleで!長距離移動前にはいつも自宅でめぼしい本を数冊ダウンロードしておきます。) そのうちの一冊がちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」

なんか今の気分にピッタリなので最後にご紹介します。

マーケット感覚の有無によって、同じものが、同じ人が、そして全く同じ環境が、「なんの取り柄もないモノ」に見えたり、「大きな価値のある、これからの世の中で強く求められているもの=売れるモノ」に見えたりします。会社を辞めることに不安を感じない人や、会社員から一転、異分野で成功を収めるような人は、何か特殊な能力を持っていたというよりは、自分のごく身近にある「売れる価値に気づく能力」を持っているのです。

(何かの資格のため)自分が勉強している間に、その仕事に対する需要の大きさが変わってしまうかもしれないのだから、一つの分野にこだわり続けるより、需要が増える分野を見極め、伸びている分野に素早く移動することの方が、よほど有用な場合も多いのです。
市場化の進む社会におけるキャリア形成では、市場の動向をイチ早く見極めるためのマーケット感覚と、受給バランスの変化に合わせて自分のスキルや専門性をシフトするための柔軟性や決断力が何より重要になるのです。

同じようなことを日頃よく夫と話していたのと、つい先日父とやはり同じようなことを話したばっかりだったので、本当に感慨深い。
自分のすぐそばにある「価値あるもの」に気付く。自分のキャリアや生活の中で身に付けたスキルが「誰にとってどんな価値があるのかを見極める能力」がますます重要になっていく世の中。とある一つの専門性のみにこだわるよりも、いろいろなことを学び経験し柔軟にシフト可能なspiritを今後の息子の教育にも取り入れたいし、自身もそういったventure spritを持ち続けたいと思います。

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