内発的モチベーション

昨日の日経新聞の「やさしいこころと経済学」のやる気を引き出すシリーズを読んでいて、まさに普段からズバリ思っていたことが書いてあって思わず嬉しくなってしまいました。

内発的モチベーションに影響を及ぼす要因が2つ存在します。1つは、能力を発揮し、目標を達成できると認識する「有能感」です。もう1つは、取り組んでいる課題について、誰からも干渉されず、自らの意思でコントロールできるという「自己決定感」です。この2つのいずれかが欠けても、内発的モチベーションは喚起されません。

最近2歳半の息子に対してすごく感じることなのですが、やっぱり、人からやれと命令されたことは嫌でやりたくないようです。自分からやりたいと思ったことにたいしてはものすごい集中力を発揮しています。こんな小さな子どもでさえもこんな状態なのだから、やはりたとえそれがどんなに正しいことであろうと何であろうと「物事を人から命令されてやるのは嫌だ。」というのは原始から続く人間の性そのものなのでしょう。

内発的モチベーションが喚起された状態、すなわち「やりがい」を持って物事に取り組んでいる状態というのは、その人が自信を持っている、あるいは「やればできる」という手応えがあるときです。そして、取り組んでいるときは、その人のやりたいようにできる環境が整っていることが必要不可欠となります。

そういや自分のケースを新卒時代から遡って思い返してみると、直属の上司は人種的に分けると日本人、イタリア人、オランダ人、インド人、アメリカ人といろいろいましたが、特に仕事が楽しかった、もしくは自分が伸びたと感じたのは、上記のうち欧米人が上司だったときでした。彼らに共通するのは、いちいち細かいことまで指示を出したりはせず、大枠だけ示して、後は私を信用してやりたいようにさせてくれていたことです。単に彼らがたまたま揃って大雑把で細かいことは気にしないタチだっただけかも知れませんが、非常に仕事がしやすかった。一方、アジア人の時は、大枠を示すという前に細かいことまで指摘せずにはいられずなにかと口を出してくるマイクロマネジメント的な人が多く、時には大変なストレスを感じたものだった。
別に、欧米人は昔からの植民地支配の経験が長く人を使うマネジメントというメソッドを確率しているから部下の育て方がうまいとかいうお仕着せ理論を振りかざすつもりは全くなく、欧米人にだってマイクロマネジメントな人もたくさんいるだろうし、アジア人にだって部下のモチベーションを上手に使って目標を達成していく人もたくさんいるとは思います。
ただ、私の場合、たまたま効率を重んじ明快かつ合理的な判断基準をもってやりたいようにさせてくれる環境を作ってくれた欧米人上司達にモチベーションをアゲアゲにされた記憶があるわけで、(しかも彼らはワークライフバランスを重要視するのも見逃せないポイント。)やっぱり、大人でも子どもでも、上手に人を育てる人ってのはそういったことが普通にできる人たちなんだなあと思う訳です。
自分も子どもを育てる時にはこのことを肝に銘じなければいけません。本当にそう思います。

さて、去年の冬からしていることなのですが、風邪予防策として、プロポリスキャンディを持ち歩いています。
寒くなってきても風邪がはやってきても子どものお世話しなきゃならないんで風邪なんかひくわけにはいきません。
今なんか鼻水でてきた?とか、朝起きた時なんか喉がいたいかも?っていうときにすぐに口に放り込みます。私には結構効果があるようで、これで風邪初期症状が収まることが多いので冬には手放せません。プロポリスキャンディは数あれど、私にはこれが↓一番効果があります。(というかこれじゃなきゃダメみたい。)クイーンズ伊勢丹成城石井などかなり限定されたスーパーにしか売っていないのが残念ですが。(でもAmazonで売ってる。。。)

それでは、皆様風邪など召されないようお過ごしください。