子供を叱った後のどん底気分からの浮上法について

我がムスコはただいま魔の2歳児絶好調。。。
いったんイヤイヤがはじまると手が付けられなくなることもしばしばで、つい叱ったり怒鳴ったりしてしまいます。
叱るのはダメだダメだと思いながらも、私、弱い人間ですからなかなか改められません。
怒ってしまったあとに必ず自己嫌悪に陥ります。落ち込みます。
「自分の機嫌がちょっと良くないぐらいでなんでこんなに可愛い子に怒鳴り散らしてしまったのだろう?
そもそも無力な子供に対して親という強者の立場を振りかざしているだけではないのか、自分はなんて恥ずかしい親なのだろう。」etc...
そしてどん底まで落ち込みがてら、以下のような本を読み返します。

今やベストセラー作家のおしゃれ坊主小池龍之介さんの怒らない考えない苦しまない3部作。

基本的にはどの本にも同じようなスピリットが描かれているのですが、
人間が不快になって怒るメカニズムを冷静に分析し、それを自分で自覚して止めるトレーニング法を伝授してくれています。
特に、「人はみな常に考え過ぎの傾向にあり思考の中に閉じこもりがちで実生活や実体験を実感できていない」、ここから脱却するためのトレーニング法伝授はなるほどと思います。

そして、お坊さん本の次にはカトリックのシスター本を手に取ります。

この今話題のベテランシスター渡辺和子さんの説教本を読んでいると、自分のカトリック校時代のシスターのことを思い出すのですが、ああいう特殊な人たちはなんというか清冽でまあ割り切りよく清々しくあれはあれですっきりと元気をもらえるなあ、と思います。

そしてアドラー哲学本。精神的なやられた感ともやもやがすっきりします。

とまあ、ぱらぱら拾い読みをして寝入ると、どん底まで落ち込んでいてもまたすっきりと次の朝を迎えられる訳です。

そして、だめ押しに、最近見つけた育児本。

育脳とかいってる割には、早期教育や英才教育をしなければあんたの子供は負け組になる、的なバカな煽りはなく、育児の専門家たちが、それぞれの立場から月齢に応じた子供との親の関わり方、信頼の築き方などを提言している本で、わりといい本だと思いました。この本で早期教育の強迫観念から救われるお母さん達も多いのではないでしょうか?
ふーんと思ったのは、尾木ママの「あまり早い時期に英語を覚えさせると子供独特の能力が失われるわよ、3歳までの子供にはこの時期にしか獲得できない能力が多くあって英語のような語学をやらせちゃうとそれらがとたんに抜け落ちちゃうんです。」という節。私自身、高校、大学からアメリカ留学してネイティブ並みに英語を操る人たちが周囲にうじゃうじゃいるので、あまり乳幼児の英語教育には興味がないのですが、この尾木ママのコメントから私自身の原体験を思い出しました。↓
中学生の時、私はテニス部に所属していましたが、うちの学校は1年生の頃から高いレベルの技術を教え込み、大会にも出してもらっていました。
一方、同じ市内のある公立中学は、県大会優勝の常連校でした。1年生の間はずっと球拾い、ゲーム練習どころかラケットにすら触らせて貰えない、大会に出られるのは3年生だけ。1、2年生の間は、うちの学校の方がずっとレベルが高い訳ですが、3年生になって公式戦になるととたんに簡単に彼らに負けてしまう訳です。
おそらく、段階を経てその年次に必要な力を積み上げていった結果、3年生になって一気に花開き全国レベルの選手に育つのでしょう。強くしたいと思ったら技術を教えるのは早すぎてもダメなわけです。これ典型的な例だと今更ながら思いました。

さて、話がとんでしまいましたが、最近上記の他に、自分が怒らず気持ちよくいるためのアイテムとして、
子供が寝静まった後、楽しみに読んでいます。エルデコ今月号の北欧デザイン特集。

シンプルでモダンでスタイリッシュな北欧家具や北欧雑貨が大好きでもう目がなく、特にフィンランドのArtek(アルテック)の大ファンでちょこちょこ家具や雑貨を集めるのを楽しみにしているのですが、今回の特集は、もうこんな部屋に住めたら素敵、とお目めハートで癒されて気持ちよくご機嫌で朝を迎えられます。

さて、今夜もどん底からなんとなく浮上してきたので、また良い朝が迎えられそうです。

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