「大地の芸術祭」

シルバーウィークは、夫の実家、新潟にて感動体験をしてきました。今回は、十日町の日本の原風景めぐり。

ずっと行ってみたかった星峠の棚田。収穫前に見られて良かった。

そして最近話題の「大地の芸術祭」。
国内外のアーティスト達が十日町の自然の中で思い思いの作品を紡いでいます。
これは、この上なく透明で清冽な作品「失われたたくさんの窓たちのために」。

農舞台から見える棚田アート。

まつだい駅隣接の農舞台の中にある「里山食堂」がとてもおしゃれ&おいしくてびっくりしたのですが、オランダのアーティストによる設計+地元の料理上手のお母さん達のお料理だそう。ここからは棚田アートのパノラマが見渡せます。

そして感動と静寂のブナ林体験。「美人林」にて。

今でも余韻に浸るほど、素晴らしい体験でした。
そして、この日本の原風景ともいえる、棚田と農作業の風景を、再発見しセンスよくオシャレに昇華したのは国内外のアーティスト、いわゆる「外からの目」です。
十日町の美しき原風景と新進アーティストの斬新な感覚の出会いが、訪れる人々に新たな感動を呼び起こします。
再発見、再解釈され世に知られるためには、もともとの素材に加え、外からの目、外からの(都会的な)センスが必要で、ここはそれらが絶妙にマッチした奇跡の町だと思いました。
他にも日本の原風景が見られる場所はたくさんあるかも知れない、しかし、この十日町は、自らの美しさ、資産を認識し、さらに内側から門戸を開いて外部の才能を取り入れともにその再発見、再定義を行ってきた。この自然芸術の美しさもさることながら、その精神とプロセスにただただ感銘を受けるばかりです。

さて、これは夕暮れの帰り道に通りがかった、夫の実家近く上越の儀明の棚田。とても可愛らしい。

そしてディナーは直江津越後屋さんで、新鮮な超カニカニづくし。幸せです。

私もいち「外の目」として、まだまだ眠る美しき日本の原風景の再発見、再定義をしてみたくなりました。