2015年の誓いふたたび。。。スモール ラグジュアリー

2015年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
本日、水墨画の世界、雪の新潟から帰還しました。

出発前にまだつぼみだった梅の枝を近所の花屋で買ってリビングに飾っていったのですが、部屋が暖かすぎるせいか、数時間で咲き始め、

今日、帰ってきたら、案の定、かなり咲いていました。(部屋は底冷えして寒かったはずなのに。)

華やかで幸先いいスタートです。

さて、私自身のここ3年ほど続けている、毎年たてる誓いのひとつとして必ず含めているものに、以下があります。

日常の生活の質を高める。上質な日常を生きる。毎日を丁寧に、大切に過ごす。

仕事や育児/生活に追われていると、忙しさに支配されただ漫然と日々が過ぎてゆき、いい加減に生きてしまいがちになります。私は、日々をおざなりにすることなく、毎日を輝かせ、日常を楽しむことに投資し工夫し努力することが暮らしの質を高める秘訣だと考えています。
特に子どもが産まれてからは、子どもの情操教育の意味も含めて、季節感を感じられるイベントや部屋のアレンジメントを楽しむようになりました。感受性豊かで細かいことによく気がつく子どもは特に季節もののアレンジに敏感に反応し喜んでくれるのでやりがいがあります。

私が、生活の質を高めるという概念を最初に意識しだしたのは、オランダでのMBA留学中でした。Study Hard, Play Hardというのが学校のモットー。オランダはヨーロッパの中でも特に仕事も人生もしっかり楽しむというお国柄で、人々は効率的にしっかり働き(残業は基本しない)、夕方以降は家族と思い思いの時間を過ごし、週末には運河でボート遊びをしたりサイクリングしたりフランスやドイツなど近隣諸国に小旅行に出かけたりしています。そして家はデザイン性の高い家具やインテリア雑貨で美しく飾られ、人々は季節のイベントに合わせて部屋のアレンジメントを楽しんでいます。(家々のピカピカに磨かれた窓にはカーテンがなく部屋は外から丸見えになっています。宗教上の事情で部屋を丸見えにするのが伝統らしいです。) また、アムステルダムユトレヒトの街の店にはデザイン性の高い美しいインテリア/キッチン雑貨が所狭しと並べられ、一日中見ていても飽きなかったものです。そこには輝ける日常、small luxury(スモール ラグジュアリー)がありました。
私自身も例に漏れずこのお国柄にすっかり触発され、卒業する頃にはワークライフバランスのとれた上質な日常を求める気質が芽生えていました。
卒業後は、人々の生活を豊かにする、日常を輝けるものにするスモール ラグジュアリーの仕事に就きたいと、リーマンショック直後の超どん底不景気のなか紆余曲折を経て留学前とは全くの異業種であったラグジュアリー業界に運良く滑り込むことができ、現在に至ります。

今年も継続して「上質な日常を生きる。」気概をもって生活したいと思います。

「日常が突然、特別なものに見えてくる。」
1年に、もしくは一生に幾度もない特別なハレの瞬間のためだけに生きるのなんてまっぴらです。それ以外のほとんどを占める人生がおざなりで無味乾燥な日々になってしまうから。

さて、息子にお正月の季節教育のために、昨年のクリスマス後に購入して毎日読み聞かせた絵本はこちら↓
いわゆる「ヘン本」で発想がヘン過ぎて、息子も強力な印象を受けたようです。お正月の季節教育大成功!

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