HYDEE.2(ハイディツー)導入。

VERYとブリヂストンのコラボ電チャリ「HYDEE.2」(ハイディーツー)をついに導入しました。

導入に至った経緯としては、
今年2月に港区のとある認可保育園に転園したのですが、スペースの事情でそこでは園のベビーカー置き場の使用を0歳児クラスの園児のみしか認めておらず、我が息子は4月に1歳児クラスに進級したのでその時点でベビーカーで通園することができなくなりました。ああ超都心の保育園事情の悲哀かな。
さて、自宅から保育園まで約800メートル。近くもなければ遠いわけでもない、かなり微妙な距離。息子を歩かせて登園させたところ、やんちゃ盛りの2歳児がとうていまっすぐ歩くはずもなく、下手をしたら保育園への行き帰りに30分以上かかる始末。まあ、少々ぷにぷに気味だった息子にとってはカロリー消費のいい運動になるし、「ほら見て、お花だよ!」と指を指していろいろお話してくれるのでいい親子コミュニケーションの機会だとpositiveに捉えてはいたものの、やはり時間がかかりすぎるし、交通量の多い大通りを通るのでヒヤヒヤするしで、お迎え前にベビーカーを自宅に取りにいく戦法、自家用車通勤、タクシー通勤等いろいろな試行錯誤を経て、うすうす電動アシスト付き自転車、通称電チャリの導入を考え始めてはいたのでした。そこで「まあ比較的ダサくない。」と同僚や友人達に進められたのが、この掲出の電チャリでした。

しかしながら、私としては心理的にかなり大きな抵抗がありました。
つい最近までは電チャリのことを世界で最も醜悪な乗り物だと思っていたし、このダックスフンドみたいなダサダサの電チャリに前に子ども1人、後ろに子ども2人、抱っこ紐でさらに1人と4人で乗って坂道をぶっ飛ばしていくオバちゃん達の姿をまるで遠いサーカスの世界のことのように感じていたからです。
それに追い打ちをかけるように、林真理子さんの著書野心のすすめ (講談社現代新書)
で描かれていた、「鬼の形相」で歯をくいしばって電チャリ漕いで保育園に子どもを迎えにいくお母さん達の壮絶な姿があいまって、私の電チャリへの心理的なハードルを高くしていたのでした。
さらに、自転車の置き場所というスペースの問題もありました。我が家には既に、私と夫のスポーツバイクが計3台あったためスペース的にこれ以上マンションの自転車置き場には置けなかったのです。この既存自転車の処分という面倒くささもさらに電チャリ導入へのハードルを上げていました。

しかし突然時は動き始めました。自転車を盗まれたというある職場の同僚が私のスポーツバイクを自宅まで引き取りに来てくれるというのです。
そして引き取ってもらったその日、意を決してネットにてこの「ハイディーツー」を発注しました。
この電チャリ、やたらと愛用者が多いらしく、ホワイトやブラックの色のものは保育園の前や職場近くの自転車置き場に止めてあるのをしょっちゅう見かけるのですが、我が家は夜暗い中での使用が多いので、安全面を重視しカラーは目立つレッドにしました。今のところレッドに乗っている人はまだ一度も見かけたことがありません。自転車に乗るのは約2年ぶり、六本木から車と自転車と人でごった返した麻布十番へ向かう途中、似たような電チャリのお迎えママ軍団に遭遇するのですが、それに混じって走っているとなんだかみんな同志のような気がしてきて、いつの間にか、電チャリのダサさが全く気にならなくなりました。
スポーツタイプの見た目を意識してか重心が高いのでやはり安定しずらくたまにふらつきますが、今のところ転んだことはなく、子どもを乗せて無事走れています。恐れていたスピードですがすごくスピードが出る訳でもなく、まあ都心の坂も子どもを乗せて問題なく走れる程度にはアシストしてくれるので丁度いいでしょう。車と違い小回りがきくので子どもを連れてほんのちょっとそこまで、というハードルが下がった気がします。たくさん活用しようかと思います。

さて、自転車のカゴに通勤カバンを入れているのですが、荷物の飛び出し/盗難防止のネットを探していたところ、ヒルズの自転車置き場で複数の人が以下を使用しているのを見かけました。

さすが、この辺の人は自転車のガジェットもオシャレで参考になるなあと、早速Amazonで注文しました。着脱しやすく荷物の形状に合わせた柔軟性もあるので使いやすい。買ってよかった。
まあ、あんなにダサいカッコわるいと毛嫌いしていた電チャリでしたが、必要に迫られて乗ってみると意外と快適で別にそんなに気にならなくなるもんでした。(それでもまだ知人に乗ってるところ見られたらちょっと嫌ですが、それでも結局気にしているのは自分だけなんでしょうね。)必要に迫られて母強くなる。。。人としてまた一皮むけた感じです。

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