「花子とアン」第20週を見て思うこと。

今日は朝から泣き腫らしてしまいました。
NHKの朝ドラの「花子とアン」の今日の放送は、主人公花子の最愛の息子が疫痢にかかって突然亡くなってしまったシーンだったのです。
昨晩から息子が発熱して病院に連れて行き静養させるため今日は休暇をとったので、正直泣き腫らした顔で無理して出勤しなくてすみました。

ざっと今週の顛末を説明すると、花子が5歳の息子の歩くんと日曜日に海水浴へ行く約束をしていたのですが、結局花子に急な翻訳の仕事が入ったため行けなくなり、すねてしまった歩くんがお仕事で忙しい花子にかまってほしいがためいろいろないたずらやちょっかいを出して花子をイライラさせます。そうこうしているうちに歩くんが夕方突然発熱し、疫痢にかかってしまいもう次の日の明け方には「おかあちゃま」と力なく連呼しながら亡くなってしまいます。次の日曜を待たずして海水浴に行くことなく突然歩くんは永遠に花子のもとを去ってしまったのです。

あんなに楽しみにしていた海水浴に自分が急遽引き受けた仕事のせいで結局連れて行けず、忙しさでたいしてかまってあげられもせず疫病を防ぐような気遣いもできなかったまま最愛の息子を亡くした花子の苦しみははかり知れません。

そしてこのことは、私に、「子どもと過ごせる時間は実はそう長くはない。」という事実を思い起こさせました。(亡くなってしまうことを考えないにせよ)
以前に来ていただいた年配のベビーシッターの方が言っていたことを思い出します。
「子どもは必ず親から離れていきます。そしてそれは意外とすぐにやってきます。」
確かにこの可愛らしくママママとすがりついてきて親を本当に必要とする手のかかる乳幼児の時期の子どもと過ごせる時間は限られているし、意外と短いものです。その時期に仕事にかまけて忙殺されたり家を開けたりして子どものいろいろなサインに気づいていないとしたら本当に残念なことです。
もちろん家族を養っていく上で仕事は大切です。しかしながら、今この時期の優先順位は何かということを常に肝に銘じて仕事や育児やその他のバランスをとっていく必要があると思っています。今やるべきことは何か、最も気持ちを注ぐべきことは何か。
「子どもと過ごせる時間は実はそう長くはない。」

この放送が始まって間もない頃、この原作である村岡花子さんの伝記を読んだのですが、いろいろと気付きの多い本だったので、また読み返そうと思います。

。。。とはいっても、今日1日朝から晩まで夏風邪の息子と一緒に濃密に過ごしたのですが、超要求が高くて多くて、やっぱ疲れました。。。