ときめき読書週間

自我が出てきたムスコの夜泣きが始まりました。もうおっぱいやミルクでのゴマカシは通用しないので、満足して寝付くまで抱っこしてあげないといけません。
でも、ずっと抱っこしてるのも腰にくるので、装着が面倒な外出用のエルゴベビーの他に、Tongaというフランス製の補助的な抱っこ紐を購入して練習しています。(これ、結構コツを習得しないと使いこなせないんですよ。)何もないよりは抱っこが楽になりました。さらに軽量でかさばらないのでベビーカーをたたんでベビーを抱っこして持ち運ぶ時の活躍を期待します。
トンガ ベビーホルダー S ブルーリボン CRTG01001

3週間ほど実家に里帰りしている間、授乳中の時間やベビーが寝ているときの時間を利用して本を読んでおりました。自宅からなにやら小難しいビジネス書を持っていったのですが、緑あふれる美しい田園地帯でそんなものを読む気はまったくおこらず、せっかくの休暇中なのだからそんな無粋なものはやめて感性が求めるものを読もうとアマゾンに発注しました。

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編 (新潮文庫)1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫)1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編 (新潮文庫)1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

高校生のとき村上春樹さんのほとんどの作品を読み心ときめかせていたのですが、今ではそれらがどんな話だったのか何一つ思い出す事ができません。でもなぜかまた10数年ぶりにふと読みたくなりました。おそらくこの人の作品はストーリーどうのこうのはあまり重要ではなく読んだものが何か別のものに形を変えて感性のどこかに残る類いのものなのかもしれません。
この話は文庫本で全部で6巻ありますが、ぐいぐいと引き込まれてあっという間に読んでしまいました。おそらく例によって3年ぐらいたったらまたどういう話だったか覚えていないとは思いますが、何かが感性のどこかに潜伏しつづけることでしょう。

赤毛のアン (集英社文庫)アンの青春 (集英社文庫)アンの愛情 赤毛のアン・シリーズ 3  (新潮文庫)アンの友達 赤毛のアン・シリーズ 4 (新潮文庫)アンの幸福 赤毛のアン・シリーズ 5  (新潮文庫)アンの夢の家 赤毛のアン・シリーズ 6  (新潮文庫)炉辺荘(イングルサイド)のアン 赤毛のアン・シリーズ 7  (新潮文庫)虹の谷のアン 赤毛のアン・シリーズ 9  (新潮文庫)アンの娘リラ 赤毛のアン・シリーズ 10  (新潮文庫)

前回6月に産後に里帰りした時に、NHKBSプレミアムで赤毛のアンシリーズが放送されていて母と見入っており、また今回里帰りした際にもやはり同じチャンネルでアンシリーズがやっており母と見入りアンの少女時代から晩年までの世界をずっと見ていました。
里帰りするたびに偶然にもアンがやっているということで何かの縁を感じ、中学生の時に心ときめかせて読んだ赤毛のアンを再び手に取る事にしました。
それにしても、赤毛のアンってまさかここまで長く壮大な話だったとは。それでも少女時代のときに好きで心ときめかせていたものには今も変わらず好きだし心ときめきます。いくつになっても昔のまんま。

何かを学ぶための読書ではなく、感性が欲するものを純粋に楽しむといったなんとも贅沢な時間でした。
出産後の休暇は自分が何が好きで何にときめくのかをあらためて再確認する機会をももたらしてくれました。