すべてを手に入れようとする女たち。
数週間前に話題になった妊婦さんCEOのマリッサ=メイヤーさん、妊娠6ヶ月の身でgoogleからyahooのCEOに転身されました。5年前にvogueか何かの女性誌でDVFのワンピースに包まれたそのスタイリッシュなお姿を拝見した時から世の中って何でも手に入れている人っているのねー、とため息をついたものですが、今度はお子さんまで手に入れCEOになってさらにパワーアップ。ちなみにダンナさまは元弁護士の投資家さん。まるでアンジェリーナ=ジョリーとブラッド=ピットみたい。どちらも自立していてバンバン稼いで超セクシー(そのうえ子だくさん)。これぞ現在のクールな理想のカップル像よねー。
とまあ他人様をうらやむのはこれぐらいにしておいて、こちらはやはり同じgoogleからfacebookのCOOに転身されたシェリル=サンドバーグさんの今流行りのTEDでのスピーチ。(最近授乳中ヒマだからよくTED見るのよね。)
キャリアの途中で妊娠/出産を考える女性たちへのメッセージです。
Sheryl Sandberg: シェリル・サンドバーグ:何故女性のリーダーは少ないのか | TED Talk
彼女のスピーチのポイントは、以下だそうです。
1. Sit at the table.(交渉すること。)
2. Make your partner a real partner.(家事育児分担においてパートナーと対等になること。)
3. Don’t leave before you leave. (本当に辞めなきゃいけなくなるその瞬間まで留まること。)
ご本人も小さなお子さんをお持ちのシェリルさん、なんとパワフルな。これを聞いていると子供を単にハンデと考えるんじゃなくって、子供をエネルギー源として、キャリアや私生活への姿勢を再構築してさらにいい方向へと持って行くことが可能なのよって印象を受けますね。
また、スピーチ内でも言及されている子供を預けて働くという話題について、先述のカヨ子ばあちゃんの言葉の引用なんだけど、「0歳から子供を保育園に入れて働かなきゃいけなくてもお母さんは全く罪悪感などを感じる必要はありません。場合によってはたくさんの子供を見てきた育児のプロの方が技術力で子供の良さを引き出せることもあります。生き抜く力を身につけさせる育児は時間の長さではなく内容が大切。」てな感じで救われます。
こどもちゃれんじbaby - MBAママの育児休暇
お母さんが子供を預けて働くメリットって、
1. 育児のメリハリ
確かに、ずーっと子供とべったりで育児ノイローゼ気味の母親の暗い顔をずっと見続けるのって子供にとってかなり厳しいですよね。もし短い時間であってもエネルギッシュに頑張ってる母親と濃密で質の高い時間を過ごしていた方がメリハリがあって親にとっても子供にとっても良さそう。
2. 育児のプロに任せた方が巧みな技術力で子供の良さを引き出せることがある。
これ、カヨ子ばあちゃんの受け売りです。
3. 社会性とコミュニケーション能力を身につけさせることができる。
脳が飛躍的に発達する0歳から3歳の間に、保育園でいろいろな子供や大人と接する事で適応能力やコミニュケーション能力の基礎を刷り込むことができそうですね。実際、保育所に入っていたこの方が早い段階で知能が発達しやすいとは聞いた事があります。
4. 経済的なメリット
これはもういわずもがな。これからどんどん混沌とした世界になるし、最後にかわいい子供を守ってあげられるのはお母さんだけなのですから。子供が将来したいことを応援してあげることだってできますからね。
「働くママ」として育児と仕事の両方があるからこそどちらも頑張れるのだろうし、私だって、これからムスコにいろいろな経験をプレゼントしてあげたいし、カッコいいママだと思われたいしでお母さんますますがんばっちゃうわよー。ムスコというaudienceが出現したことでそれがいろいろな壁を越えていくエネルギーになるような予感がするのです。
あ、余談ですが、本屋をムスコとぶらぶらしていたところ「男の子ママのファッション」というキャッチに惹かれて立ち読みしてそのまま買っちゃいました。
これって以前は40代向けミセスの雑誌だと思っていたんですが、蓋を開けてみると30代の子持ちミセスがターゲットだったんですね。視野が広がるわー。(別に雑誌を買ったところで即カッコいいママになれるわけじゃないんだけどまあ意識づけと興味を広げるということで。)
そんなこんなで先述のマリッサさんにはぜひ後に続く女性たちのロールモデルになっていただきたいものです。